あしもとの美学Aesthetics of the Feet
行為者|ドン・クサオActor|Don・kusao
発見者|父Finder|Father
どこまで壊れるのか、どこまで履けるのか。
これは、消耗ではなく「探究」である。
ボロボロになってもなお履き続け、
クラスメイトから揶揄われるこの上履きには、
使い捨てられるはずだったものへの深い愛着と、
自らの感覚を信じる勇気が詰まっている。
作者は小学二年生の少年。
その小さな足が導いた問いは、
「限界」とは誰が決めるのかという根源的なテーマにまで及ぶ。
「まだ履ける」と言う息子に、買い替えを強いていた我が身を反省。
今は彼が納得する「限界のカタチ」を楽しみにしている。