心配で、母に電話する。すると、なぜか高い確率で、「今、忙しい」と、迷惑そうにされる。その度に「こんちくしょう」と思う。「だったら、もう電話なんかしない」と思うが、しばらくすると、急に優しい声で、かけ直してくる。
また、会えば、とても嬉しそうに「大根、小松菜、みかん、バナナ、おかず?」と、独身の私を心配して、山のようなお土産を持たせてくれる。あまのじゃくだなぁと思うが、結局、私が反省している。疲れているのだと思うけれど、どうして電話だと、あんなに不機嫌なのだろう。わかっていても、どうしても「こんちくしょう」と思ってしまう。困ったもんだ。