これが学びの代償This is the price of learning

行為者|学習塾の生徒Actor | Cram school students

発見者|学習塾のスタッフfinder | Cram school staff

生徒が目標を達成するたびに、先生たちの顔のまわりにミャクミャクのステッカーが貼られていく。そして彼らは、徐々に“ミャクミャク化”していった。
顔面に一枚ずつ増殖する、ミャクミャクの目をしたステッカー。それは努力の証であり、教育の成果であり、そして何より、顔面への無言の暴力だった。「貼っていいよ」の一言が、ここまで暴走するとは誰も予想しなかった。ミャクミャクの加護を受けたこのイベントは、いつしか“達成”より“貼る快感”が主役となり、教育の理念はステッカーの下に静かに埋葬されたりスタッフの顔面はキャンバスとなり、尊厳は素材となった。
この作品は、教育の名を借りた“貼る権力”の暴走と、その果てに生まれた奇妙な祝祭の記録である。