ひれカツ姉ちゃんの金言Hirekatsu's maxim

行為者|ひれカツ姉ちゃんActor|Hirekatsu-neechan

発見者|高級抹茶Finder|Luxury matcha

ことばの教室に次々と「ニューウィンドォ」を吹かせ、通級児童や保護者の中にファンを増やしてきたひれカツ姉ちゃんも6年生になった。入級当初は渓谷を流れる暴れ川だった彼女も、今では平野を流れる雄大な大河となり、一日の大半を穏やかな笑顔で過ごしている。そして、玄関ホールでは、もうすぐ卒業する彼女のこれまでの不平不満を回想すべく、『図画裏工作展』を開催している。
 
今日は、そんなひれカツ姉ちゃんと雑談していたところ、終盤、自ら不平不満の源泉を見つけ、ボクら教員を唸らせた。
 
「結局さぁ、(先生たちが)効率を求めていることが非効率を招いてるんだよ。」
「どういうこと?」
「先生たちはやらないといけないことを優先して、人間らしさを見せないから、結局私たちの気持ちが離れていくんだよ。無駄話一つしないしさぁ、自分ができないことを見せなしさぁ。それにさぁ、過程が大事って言ってるくせに、結果しか見ないよね。」
「例えば?」
「先生の不満とか話すとさ、すぐに否定してくるわけ。不満を持った過程については一切聞いてもらえないんだよね。そういうこと言っちゃダメってなるわけよ。で、こっちもイラッとしてさぁ…。」
「…。」
「今思ったんだけど、先生に対して反抗するのは、先生の人間らしさを探してるからかもね。」
 
学校生活の中で生きづらさを抱えている私たちは、「先生」のステレオタイプの「指導」ではなく、ひとりの「人間」としての「なんでそんなん!?」という「ツッコミ」を心待ちにしているのだよ。彼女のことばから、そんな切実なメッセージを受け取った。
 
ひれカツ姉ちゃん、胸に突き刺さる金言をありがとう。
キミが卒業後も、引き続きなんでそんなん!?的教室運営を楽しんでいきます。