なにやら、急に思い立ち、ごそごそと作業を始めた娘。
ハンカチ?
針?
ハサミ?
服?パンツ?クッション?
何が始まり、何を作っているのだろう?と見守る。
すると出来上がったのは、不思議なタグハンカチ。
なんで、こんなにたくさんのタグを縫い付けたのだろうかと考えていると、そこに一枚のカードが添えられた。
そこには大好きな従兄弟の名前が書かれていた。
なるほど!
タグがとにかく大好きで、タグを触る時間が至福の時である従兄弟。寝ている時もタグを触りたい。
よく夜中にタグを見失い起きることもあるという話をきいた娘は、タグをたくさん縫い付けたハンカチをプレゼントしようと思いついたようだ。
世界に一つだけのタグだらけのハンカチは大好きがいっぱいつまったハンカチだった。