私は小学校高学年の娘がいる。
 
ある朝、二度寝のために寝坊してしまった！
出発予定時刻までまだ３０分時間があったので、なんとかなる！
落ち着いてスタート。
ところが、そうはいかない娘。
いつものルーチンワークが崩れ、誰もせかしているわけでないのに
大パニック。
こちらもかまってる暇はないので放置プレー。
そもそも娘は、遅れて登校すればよいわけで、
「ゆっくりいったらいいよ」
と声かけしてもダメ。いつものように母親といっしょに出るといってきかない。ならばさっさと支度をすればよいのに、騒いでなかなか進まない。
どうにかこうにか、家を出るも朝からぐったり。
寝坊ではなく、パニック娘の疲労感。
娘の場合、母親にあたりちらすパニックのため、被害が大きい。
 
よし！毎日、寝坊しよう！！
 
私はそう決めた。
寝坊しても大丈夫という耐性がつけば、パニックにならず、落ち着いて対処できるのではないか。寝坊が当たり前になったら！？
 
こうして、毎朝の寝坊が始まった。
そして、毎朝のパニックが始まった。
 
朝のルーチンワークに続き、遅刻しないことの優先順位が高いようで、
遅れても、安全に落ち着いていくことが大事とはならない。
 
連日、不機嫌スタートだったある日
娘が自分で起きだした。
私より先に起き、朝ご飯の支度まで始めているではないか。
にっこり、おはよう！
 
なんとまぁ。
寝坊しても大丈夫！
とはならなかったが、
自分で先に起きるという新たなステージに行けた娘なのであった。