尻破る山Butt-breaking mountain

行為者|こどもたちActor | Children

発見者|つるっとれすfinder | tsuru to resu

「尻破る山」は、我が子が通う園の小さな山だ。園児たちには優しく、転んでも痛くないように作られているが、保護者にとっては恐怖の象徴だった。初めて子どもを送り出したとき、心のどこかで「大丈夫だろう」と思っていたが、予想に反して、その山が次々と子どもの短パンに穴を開けていった。
 
外遊びができる晴れた日には、家に帰ると、子どもの運動着には新しい穴が。私は必死にその穴を塞ぎ、当て布を重ねる。「またか…」と思いながらも、心の中で「尻破る山」への恐れが少しずつ深まっていった。
 
でも、山には理由があった。子どもたちはその山を越えるたびに、少しずつ強く、そして自分を乗り越える力を身につけていく。保護者たちが夜な夜な修繕する姿が、次の成長を見守る証拠だと気づく日は、意外と早かった。