待機するバッククロージャーback closure to wait

行為者|マサルさんActor|Masaru-san

発見者|かぐさんFinder|Kagusan

93歳の義父マサルさんの食卓の席に置いてある調味料入れのカゴの縁に、毎朝食べる食パンの袋についている「バッククロージャー」が3日に1個ずつ並んでいきます。何かに使うためにためているというわけではなく、捨てる前の儀式のようです。一杯になると、これが全部ではなく、半分ぐらいがプラスチックゴミとなり、ここから去る運命となるのです。せっかくとっておいているのだから何か役に立つことはないかと、犬を作ってこっそり置いてみましたが、受け入れてもらえず、数日後、数個のバッククロージャーと共に、ここから去る運命となってしまいました。