私の妻は、朝の忙しい時間に自分の弁当を数秒で作ることができる。
作る時のコツは「切らない、焼かない、自然解凍」らしい。調理器具を使わないので洗い物が出ないことも重要のようだ。弁当の容器はパソコンのマウスほどで小さいが、朝食と夕食のトータルで栄養やカロリーは補えているらしく、他の家族にお弁当がある時や朝食の残りがあるとちょっと豪華になるようだ。
妻のお弁当の記録を眺めていると、自分で食べる弁当ならこれでいいのかと思えてくる。「弁当はこうあるべき」という考えに縛られているのは私の方なのか…。妻の弁当は自由で面白い。納得の弁当が完成すると妻はこう言う。
「今日も最高の弁当ができた。」