母のメッセージmother's message

行為者|タマエさんActor|Tamae-san

発見者|アイコ教諭の同僚Finder|Teacher Aiko's colleague

アイコ教諭の母タマエさんから送られてくる故郷の小包には、自筆の書が入っていることが多い。毎度、やり場に困るというアイコ教諭は、勤務先であることばの教室に持参しては、この母の行為についてボヤく。しかし、そこは教員の母。公教育ではタブーとも言えるこれらの言葉には、学校社会を覆う閉塞感を打破するためのメッセージが込められているのかもしれない。まわりに流されず、我がままを貫く生き方は、この時代を生き延びるために必要という考え方もあり、ことばの教室に通級する親子には、ポジティブに作用する可能性を秘めている。教員間で共有するだけではもったいないので、拡大して玄関ホールに掲示しておいた。