要らないものは置き土産What you don't need is a souvenir

行為者|大学時代の友人Actor|Friend from college

発見者|木久恥ビデ子Finder|Kikuchi bideko

大学時代の友人と「久しぶりに会おう!」ということになったが、お互いなかなか都合がつかず、「この日なら大丈夫!」と提案された日が、ちょうどあの木久扇師匠の寄席の日と重なっていた。ちょっと惜しい気もしたけど、そこは親友との再開が優先。待ちに待った当日は再会の喜びを分かち合い、思い出話に花が咲く。そんな折、ふと「今日はせっかくの寄席だったのにごめんね」と友人。「そんなことないよ!なんならコレ記念に!」と咄嗟にチケットを渡したところ、それをなぜかカウンターに飾る友人。これが、驚くほど店の雰囲気とマッチする。
さて、いよいよ酒は進み、話は盛り上がり、宴も酣。気づけば時は夕刻。半ば慌てて帰り支度をし、「今日はホント楽しかった!ありがとう!また会おう!」とお互いに今日の喜びを噛み締めながら次の約束を交わし帰路についた。その直後、友人からライン通知が。「ごめん、チケット忘れたかも」(たしかに…!)
チケットがあまりに店の雰囲気に馴染みすぎていたのと、あんまりにも楽しすぎたので、チケットのことなんてすっかり忘れてた2人。
木久扇師匠には申し訳ないけど、やっぱキャンセルにして正解でした。
てか、友人よ、ホントはあんなもん最初から要らなかったろ?(笑)