なんでそんなんエキスポ_2022_高知巡回展NANDESONNAN EXPO 20222022.02.26

理解しがたい、けど気になるそんなものたちの博覧会
【なんでそんなんエキスポ巡回展開催します!!】
 
2021年2月
岡山県HYM hostelで開催した「なんでそんなんエキスポ」の巡回展を
高知藁工ミュージアムにて開催します!
 
「なんでそんなん」は、お笑いでいうところの「ツッコミ」の言葉です。他者の突飛とも思える行動をネガティブに捉えるのではなく、ポジティブに受け入れ「ツッコミ」を入れる。ツッコミによって、多様な人の営みをおおらかに受け入れ「楽しむ」能力を高めます。想像を超える現実を前にユーモアを持ってツッコミを入れることのできる「なんでそんなんの発見者」。そんな発見者たちの暖かい眼差しによって見出された「なんでそんなん」が集まる博覧会です。本展では、オンライン(ホームページ)による一般公募を行い、寄せられた「なんでそんなん」な事例を展示予定です。あなたが見つけた「なんでそんなん」をご応募ください。
 


 
会期|2022年2月27日(日) 〜3月13日(日)10:00〜18:00(入館17:30まで)
会場|藁工ミュージアム (高知県高知市南金田28 アートゾーン藁工倉庫)
入場料|一般300円 高校生以下・障がい者手帳をお持ちの方および付添いの方 (1名まで) 無料
なんでそんなん応募期間|2022年1月22日(土)〜2021年2月14日(月)
投稿先|https://nandesonnan.com/post/
収集対象|全ての人を対象にします(年齢・性別・国籍・障害の有無などは問いません)
 


 
◉なんでそんなんプロジェクト
「生活介護事業所 ぬか つくるとこ」が2020年度より初めたプロジェクト。人の行為から生まれる「よくわからないもの」を断絶し、排除するのではなく、または、「無理にわかり合おうとするのでもなく」、想像力を駆使して「分からなさを楽しむこと」。「なんでそんなん」な行為や作品に注目するだけでなく、「なんでそんなん」を見つける「発見者」の育成をすることで生きやすい社会を目指します。多様な見方を考える「オンラインセミナー事業」などを実施。https://nandesonnan.com

 

◉ぬかつくるとこ
「ぬかつくるとこ」は生活のケアを柱として、アートを活用した自分らしい生活をおくることのできる生活介護事業所です。正面から捉えるとひるんでしまうことも、ちょっと角度を変えてみれば、だれも気付けなかった価値が生まれたりする。そういった価値や個々の魅力が「ぬか漬」のように時間をかけてゆっくりと発酵し、社会へと広がって行くことを願って名付けました。http://nuca.jp
 


 
◉オープニングセレモニー+中ムラサトコLIVE
日時|2022.2/27 sun 10:00-12:00
会場|藁工ミュージアム
料金|入館料300円をお支払いの方無料
予約不要
 
10:00-|オープニングセレモニー/トイレットペーパーカット
なんでそんなんの事例「朝の紙」をモチーフにしたセレモニーです
 
11:00-|中ムラサトコLIVE
なんでそんなんプロジェクトのテーマソング「ほんとのことはわからん音頭」を制作してくれた中ムラサトコさんによるライブです
 
中ムラサトコ
強烈なボイスパフォーマンスと、オルガン弾き語り、太鼓叩き歌いで、独自の音楽を展開。ノルウェー公演をはじめ、フランスのサラヴァレーベルのコンピレーションアルバムなどに参加。ダンスや芝居、ドキュメンタリー映画への楽曲提供、映画音楽制作、絵本作家ミロコマチコの「けもののにおいがしてきたぞ」音楽制作など、多岐にわたる分野で活躍。乳幼児の為のお芝居「ぐるぐる」を15年間上演(2014年厚生省児童福祉文化財作品)。アートワークショップ「オトのサンポ」講師。「誠実で、でたらめで、楽しげ」が人生のテーマ。https://satokonakamura.amebaownd.com/
 
朝の紙
行為者|母ちゃんの息子
発見者|母ちゃん
https://nandesonnan.com/custom1/%e6%9c%9d%e3%81%ae%e7%b4%99/

 


 
◉なんでそんなんトーク
 
①大木さんと「なんでそんなん」を語る
日時|2022年3月12日(土)18:30 – 20:00
スピーカー|大木裕之・滝沢達史・中野厚志
進行|松本志帆子(藁工ミュージアム)
高知在住の映画監督大木裕之さんをゲストにお迎えし、エキスポディレクター、プロジェクトリーダーの2人とともに、投稿事例を振り返りながら、なんでそんなんを語ります。
 
②マイケルの傾斜角
日時|2022年3月13日(日)13:30 – 15:00
スピーカー|大野雅孝・滝沢達史・中野厚志
前回エキスポの話題作「傾斜角マイケル並み」の大野アキマサさんが昨年急逝されました。その投稿が生まれるまでのエピソードや、アキマサさんとの日常を父、大野雅孝さんと振り返ります。
 
 
スピーカープロフィール
大木裕之(おおきひろゆき)
1964年東京生まれ。東京大学で建築を学ぶかたわら、80年代より映像作品の制作を開始。現在では高知・東京・岡山に拠点を置き、国内外の各地で撮影を行っています。また、2000年からは「M・IProject」を開始し、高知よさこい祭りへの参加や舞台公演等を継続して開催。その他、インスタレーション、パフォーマンス、ドローイング等、多様な表現方法による作品を発表しています。これまで、「第46回ベルリン国際映画祭」(ドイツ/1995年)や「アートバーゼル香港」(香港/2015年)、また近年では、「あいちトリエンナーレ」(愛知/2016年)や「西二丁目地下歩道映像制作プロジェクト」(札幌/2020年)など国内外の多数のアートプロジェクトに参加。また、展覧会や舞台公演等、自身主催のアートプロジェクトも開催しています。
 
大野雅孝(おおのまさたか)
1967年生まれ。岐阜県関市にある従業員25名の町工場で11年間社長を務め、2020年6月に引退。1社依存していた顧客の海外への製造拠点移管に伴い売上が激減した会社を引継ぎ、社内の価値観を変えるべくダイバーシティ経営を推進する。障がい者雇用率は20%、LGBTQフレンドリー企業として厚労省事例集に零細企業としては1社のみ掲載される。社長後期はダイバーシティ経営というワードに違和感を持ち「渾沌経営」と題した。現在は市の契約職員として、まちのにぎわいづくり拠点「本町BASE」のプロジェクトマネージャーを務めている。故・慧正(長男)は重度知的障がい者であった。
 
滝沢達史(たきざわたつし)
1972 年生まれ。多摩美術大学卒業後、10 年間特別支援学校の美術教諭として勤務。 以後、美術家として日本各地のアートプロジェクトに参加。地域課題から教育・福 祉など多岐にわたる活動を展開。近年では、不登校・ひきこもりとの協働「表現の森」(アーツ前橋)や、自身で立ち上げた児童福祉施設「ホハル」の代表を務めるなど、 教育と福祉を面白おかしく模索中。なんでそんなんエキスポ展示に関わるディレクションを担当している。https://www.takizawatatsushi.com https://www.hoharu.com
 
中野 厚志(なかの あつし)
1972年生まれ。福祉系の大学を卒業後、15年間岡山県内の障がい者支援施設に勤務。その頃から障がいを持った人たちから生み出される数々のモノたちに衝撃を受ける。2013年12月、仲間とともに岡山県都窪郡早島町の築100年以上の蔵を改装した建物で生活介護事業所「ぬか つくるとこ」を立ち上げ、現在に至る。アートを一つの媒体として、個々の個性や特性をうま味に変化すべく、現在発酵中。なんでそんなんプロジェクト、プロジェクトリーダー。
 


 
関連イベント
 
◉第一回なんでそんなん大賞
2021年度で一番のなんでそんなんを決める「なんでそんなん大賞」を会期中に実施。
応募期間|2022年2月14日(月)まで
収集対象|全ての人を対象にします(年齢・性別・国籍・障害の有無などは問いません)
結果発表|2022年2月20日(日)
投稿先|https://nandesonnan.com/post/
賞品
大賞|米1俵60kg(山田村)
審査委員賞|以下のうちどれかひとつ
米10kg(山田村)/ 味噌6kg (まるみ麹本店)/ 瓶ビール3本(真備竹林麦酒)/ 甘酒2本(菊地酒造)/ 加藤休ミ書籍 / ホホホ座セレクトブック
 
審査員
柳沢秀行(大原美術館学芸統括)
滝沢達史(本展ディレクター/美術家)
加藤休ミ(絵本作家)
土谷享(美術家)
宇野玲子(ぬかスタッフ/保育士)
山下賢二(ホホホ座浄土寺店店主)
髙松智行(教師/カマクラ図工室主宰)
 


 
◉お問合せ/INFORMATION
なんでそんなんエキスポ実行委員会
TEL|086-482-0002(ぬかつくるとこ内)
Email|expo.nandesonnan@gmail.com
 
主催|藁工ミュージアム
共催|なんでそんなんプロジェクト実行委員会 / ぬか つくるとこ
エキスポディレクター|滝沢達史
協力|ホハル
後援|NPO法人脳損傷友の会高知青い空/中国・四国 Artbrut Support Center passerelle(パスレル)
高知県障害者文化芸術活動支援事業
 


 
動画
展示の様子

 
 
オープニングセレモニー

 
 
中ムラサトコLIVE

 
 
トーク①

 
 
トーク②

 
 
クロージングセレモニー