第4回 なんでそんなんエキスポ [佐賀]NANDESONNAN EXPO VOL.4 [SAGA]2025.08.27

理解しがたい、けど気になるそんなものたちの博覧会
 

よくわからないモノにツッコミを入れて楽しみを見出す博覧会「第4回 なんでそんなんエキスポ 佐賀」を開催いたします。
「なんでそんなん」は、お笑いでいうところの「ツッコミ」の言葉です。他者の突飛とも思える行動をネガティブに捉えるのではなく、ポジティブに受け入れ「ツッコミ」を入れる。ツッコミによって、多様な人の営みをおおらかに受け入れ「楽しむ」能力を高めます。想像を超える現実を前にユーモアを持ってツッコミを入れることのできる「なんでそんなんの発見者」。本展はそんな発見者たちの暖かい眼差しによって見出された「なんでそんなん」が集まる博覧会です(4回目の巡回展)。
関連イベントとして、文化・芸術・学術分野の審査員とともに、ホームページより投稿いただいた事例を見つめなおし、選考する「なんでそんなん大賞」を開催いたします。大賞賞品は米一俵。あなたが見つけた「なんでそんなん」をぜひご投稿ください。
 


 
第1回なんでそんなんエキスポ記録動画

 


 

【会期】2025年11月1日(土)〜2026年1月25日(日)
10:00 – 17:00(入館は16:30まで)
【休館日】月曜日(祝日の場合、翌火曜日休館)
2025 . 12/28(土)~1/6(水)
2026 . 1/17(土)、1/18(日)
【観覧料】無料
【主催】佐賀大学美術館
【協力】なんでそんなんプロジェクト / 株式会社ぬか / 放課後等デイサービス ホハル
 


 

◉なんでそんなんプロジェクト
「生活介護事業所 ぬか つくるとこ」が2020年度より初めたプロジェクト。人の行為から生まれる「よくわからないもの」を断絶し、排除するのではなく、または、「無理にわかり合おうとするのでもなく」、想像力を駆使して「分からなさを楽しむこと」。「なんでそんなん」な行為や作品に注目するだけでなく、「なんでそんなん」を見つける「発見者」の育成をすることで生きやすい社会を目指します。多様な見方を考える「オンラインセミナー事業」などを実施。
なんでそんなんプロジェクトHP|https://nandesonnan.com

 

◉ぬかつくるとこ
「ぬかつくるとこ」は生活のケアを柱として、アートを活用した自分らしい生活をおくることのできる生活介護事業所です。正面から捉えるとひるんでしまうことも、ちょっと角度を変えてみれば、だれも気付けなかった価値が生まれたりする。そういった価値や個々の魅力が「ぬか漬け」のように時間をかけてゆっくりと発酵し、社会へと広がって行くことを願って名付けている。
ぬかHP|http://nuca.jp
 


 

これまでの「なんでそんなんエキスポ」の様子


 


 

イベント / EVENT
【関連イベント①|第6回なんでそんなん大賞】

 

投稿いただいた「なんでそんなん事例」を対象に「第6回なんでそんなん大賞」の選考を行います。「優れた事例」を「選ぶ」ことに注力するわけでなく、「発見者と行為者の関係性」に注目し、丁寧に語り合いながら選考いたします。大賞賞品は米一俵!皆さんのご応募お待ちしています!

 

応募期間|2025年8月1日(金)〜11月15日(土)
審査会|2025年11月22日(土)17:00-19:00
発表|2025年11月23日(日)|SNS or ホームページにて
対象|全ての人を対象にします(年齢・性別・国籍・障害の有無などは問いません)
参加費|無料・投稿回数無制限|同じ名義で何度でもご投稿いただけます
賞品|大賞|米1俵(60kg) / 審査員賞|各審査員セレクトの品
投稿|https://nandesonnan.com/post/
なんでそんなんプロジェクトHP投稿フォームよりご投稿ください

 

審査員
・松村圭一郎(文化人類学者)
・レオナルド・バルトロメウス(YCAMキュレーター)
・藤井るみ子(劇団AFRICA団長)
・花田伸一(佐賀大学芸術地域デザイン学部教授)
・柳沢秀行(公益財団法人大原芸術財団シニアアドバイザー)

 

詳細はコチラ

 

 


 

【関連イベント②|ツッコミツアーズ】

 

なんでそんなんエキスポ会場を巡るツッコミ解説ツアー!
なんでそんなんプロジェクト発起人である中野厚志と、
なんでそんなんエキスポ・ディレクターの滝沢達史によるギャラリーツアーです。
実際の展示物を鑑賞しながら皆さんで一緒にツッコミましょう。

 

日時|2025年11月2日(日)13:30-14:30
会場|佐賀大学美術館
参加費|無料
ツーリスト
・滝沢達史(美術家 / 本展ディレクター)
・中野厚志(ぬかつくるとこ代表 / なんでそんなんプロジェクト主宰)

 

 


 

【イベント③|なんでそんなんノンクロン】
 

なんでそんなんについて、あーだこーだ話す会!
2020年から始まった「なんでそんなん」とは何なのか?学術や文化に関わる経験豊かな登壇者を迎え、社会課題から日常まで、ユーモアによる新たなコミュニケーションの可能性を探ります。
*「ノンクロン (Nongkrong)」とは、インドネシア語で「仲間とゆっくりおしゃべりしたり、お茶を飲んだりすること」を意味する言葉です。ぜひ皆さんで気軽に「なんでそんなん」を語りましょう。

 

日時|11月23日(日)13:00〜15:00
会場|佐賀大学美術館(詳細は10月以降WEBにてhttps://museum.saga-u.ac.jp/
参加費|無料
 
 

登壇者
 

松村圭一郎
文化人類学者
岡山大学准教授。エチオピアの農村や中東の都市部などで、富の所有と分配、貧困や開発援助、海外出稼ぎなどについて研究。著書に『所有と分配の人類学』(ちくま学芸文庫)、『うしろめたさの人類学』(ミシマ社)、『くらしのアナキズム』(ミシマ社)など。エチオピアの村で映像作品をつくり、東京ドキュメンタリー映画祭2018で『マッガビット 雨を待つ季節』、 同映画祭2020で『アッバ・オリの一日』が上映された。
松村圭一郎研究室_HP|https://www.cc.okayama-u.ac.jp/~kmatsu/

 

レオナルド・バルトロメウス
山口情報芸術センター(YCAM)キュレーター
ジャカルタ芸術大学を卒業後、2019年に山口に移住するまでアート・コレクティヴ『ルアンルパ(ruangrupa)』『Gudskul Ekosistem』に所属。同コレクティブで活動する中で、アート、教育、コミュニティ・エンゲージメントの交差点に興味を持つようになる。『あそべる図書館― Speculative Library(2023)』、『飯田街道聞き取りアートプロジェクト(2024)』、『Dance Floor as Study Room ―したたかにたゆたう(2024)』など多くのキュレーション・プロジェクトに取り組んできた。
YCAM_HP|https://www.ycam.jp/

 

花田伸一
佐賀大学芸術地域デザイン学部教授
北九州市立美術館学芸員、フリーランスを経て2016年より佐賀大学。主な企画『6th北九州ビエンナーレ~ことのはじまり』『千草ホテル中庭PROJECT』『ながさきアートの苗プロジェクト2010 in 伊王島』『街じゅうアート in 北九州2012 ART FOR SHARE』『ちくごアートファーム計画』『佐賀モバイル・アカデミー・オブ・アート』。企画協力『第5回福岡アジア美術トリエンナーレ2014』『釜山ビエンナーレ2014特別展』他。韓国、タイ、ラオス、カンボジア、ベトナム美術調査。
Facebook|https://www.facebook.com/shinichi.hanada.77

 

藤井るみ子
劇団AFRICA団長
双子を含む3人の母。西アフリカ・ギニア共和国での経験をもとに世界各国にジャンベの学校TTMDAチーフダンスインストラクターとしてアジアを駆け回りながら、幼児教育プログラム、アフリカンダンス検定等を開発し、西アフリカ伝統芸能の普及に努めている。ジェンベなどアフリカの伝統打楽器からなる楽団と、エネルギッシュなアフリカンダンスを展開する舞踏団「劇団AFRICA」を主宰。
劇団AFRIKA_HP|https://g-africa.com/

 

柳沢秀行
公益財団法人大原芸術財団シニアアドバイザー
なんでそんなんプロジェクトアドバイザー。筑波大学芸術専門学群芸術学専攻卒業。1991年~岡山県立美術館。2002年~大原美術館。日本の近現代美術史研究を基軸に美術(館)と社会の関係についての調査、実践を行う。絵画や彫刻のようにモノとして存在するアートのみならず、世界の姿をみつめ、再認識を促すアートの在り方にも関心を持つ。
大原美術館HP|ohara.or.jp

 

審査会・司会
 

滝沢達史
美術家/ホハル代表
1972 年生まれ。多摩美術大学卒業後、10 年間特別支援学校の美術教諭として勤務。 以後、美術家として日本各地のアートプロジェクトに参加。地域課題から教育・福 祉など多岐にわたる活動を展開。近年では、不登校・ひきこもりとの協働「表現の森」(アーツ前橋)や、自身で立ち上げた児童福祉施設「ホハル」の代表を務めるなど、 教育と福祉を面白おかしく模索中。なんでそんなん大賞には第一回から審査員として参加。なんでそんなんエキスポではディレクション担当している。
滝沢達史HP|https://www.takizawatatsushi.com
ホハルHP|https://www.hoharu.com

 


 

◉お問合せ/INFORMATION
【お問合せ】
佐賀大学美術館
ホームページ|https://museum.saga-u.ac.jp/
住所|〒840-8502佐賀市本庄町1番地
TEL|0952-28-8333 FAX|0952-28-8215
開館時間:10:00 ~ 17:00(最終入館:16:30)
 


 

チラシ